2011年6月24日金曜日

メロンの育種・たねとり(苗の段階での生育差)

自分のメロン品種作りに取り組み、はや5年。

あっというまだったなー。

メロンを育てながら選別していく時、

考慮してきたのが、

おいしさ。

病気に弱くてもいいから

おいしくなるやつを選んできました。

そして、もう一つ、

作りやすさ。

無農薬メロンが前提なので、

つる割れ、うどん粉、べと病など

なりにくいやつをえらんできました。

そうすると結果的にどうなったかというと、

病気に強く草勢強いけどまずい品種。

病気にかかりやすく、草勢弱いけど、まじうまい甘い!品種。

上記の中間のようだけど、ぱっとしない品種。

この3つにしぼれてきました。

下の写真をみてもらうと、

左から草勢強い→中間→弱い

になってます。

本場の数からすると生育ステージはほぼ一緒。

けど、葉の大きさや勢いが異なります。

どうなるのかな?

楽しみです。




















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トマトの様子6月23日

早く赤くなれ~と毎日呪文を唱えてるんですが、
トマトさんたちはマイペースです。
そして、曇りが多いから日照不足の影響が
どうでるのか心配です。






































お先に私のおやつ用ミニトマトが赤くなりました。






































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トマト栽培・育て方(果房が枯れる場合)

トマトってほんと、色々な問題が多い。

今回は、果房が着果しない時のケースを考察しておく。

まずは着果良好の場合の、果房の写真をごらんあれ↓























↑トマトの生育がスムーズだと、果房がすぐにふくらみ始めます。


次は、果房の花が枯れて、そこに葉カビがついてしまう写真を↓

















↑これは、まだ着果しただけましです。
ただ、がくが枯れてしまうと鮮度が落ちてしまうし、
免疫能力が落ちてしまい、病気になりやすい。
出荷できたとしても、A品にはなりえない。
いっそのこと摘果したほうがよいのかもしれません。

次の写真はまったく着果しなかった果房↓

















こうなってしまうと、

その後も実がつきにくくなるし、

葉カビがついてよくないので、

見つけしだい取り除く。

さて、

なってしまったものはしょうがない。

なぜ?こうなったのか考察することが大事だと思う。

昨年も、4段目にこの状態がみられていた。

当初は葉カビか、灰色カビのせいだと

思っていた。


けど、今年トマトを観察していて思ったのは、

これってトマトの生理バランスがうまくいってないから?

では?と思いました。

1段目、2段目の果房が日に日に肥大し、

栄養がトマトの実に優先的に転流され、

(トマトの果房自体も成長点だから優先されててると思う)

新しい果房に栄養が転流されず、

アポトーシスしてるんだろうなと。

かぼちゃとか観察してるとつるの成長点が先細り、

果実は流れるのとよー似ている。

さらに、

下段の葉がカリ欠(カリウム欠乏)が確認されるし。

ひどくなると、成長点付近の葉先にもカリ欠症状がでる。


そうなる前に、

カリウムと窒素の供給が至急必要だと

今年は対策をたてた。(もしかしたらカルシウムとマグネシウムも必要かも)

たいてい、カリ欠でるとその後は窒素欠になる。

それをみこして、

液肥を○○倍液で灌中。

有機物固形では、たぶん反応遅いので、今回は×。

同時にお酢も灌中するといいかもしれない。

有機酸が根を活性化させる可能性ありと聞く。

ク溶性のカリウムなど吸収に貢献してくれるかもしれない。

まだ結果も答えもわかってないけど、

観察を続けトマトがどういう答えを求めているのか

知りたいもんだ。

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2011年6月21日火曜日

トマトの作り方・連作障害の考え方編

トマトは連作障害がでやすいとかよくいいます。

それは、トマトばかり作ってる状態で

土の菌バランスや肥料バランスなどがおかしくなってるからだと思います。

そもそも大抵の野菜は、おんなじもんを連作し続けると

連作障害でます。

米のようなイネ科は特別で、我々地球人が滅びないように、

連作障害でないように

地球を作った誰かがプログラムしたんだと思います。(笑)

じゃー

どないすれば

ええかと考えた結果、

出たのが

太陽熱+コフナ菌

でした。

別にコフナの宣伝する気はまったくないです。

他の菌、細菌商品でもいいと思います。

自分の畑の土にまっちするやつを選べばいいんです。

自分で有機物を積んで醗酵させていい堆肥を作れば

買う必要もないです。

ようは、

土のバランスを整えようとしてあげるのが大切。

だと思うんです。

肥料の多いメタボな土は、植物を弱らせ、菌や細菌に負けてしまいがちです。

すると、農家にとって嫌な病気が出るんです。

結果的に連作障害と言われてしまいます。

もともと、日本の夏はトマトにとっては大変つらい気候ですし、

湿度高く高温・・・

もう菌が繁殖するにはもってこいの季節。

トマトを食べようとするやつが多いんです。

それを無理して頑張ってトマトを作るんです。

できることはトマトにしてあげましょう!

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トマトの作り方白絹病、白絹菌(対策編)

白絹菌については、

その他のホムペをご覧下さい。

ここでは、農薬に頼らず

有機JASでも対応で、

何とか白絹菌が優先しないように

トマトを作れるようにするための

対策を経験談から言うておきます。

2011年6月19日日曜日

葉っぱもんの元肥の位置

よく野菜の作り方の本とかみると

耕運は深くし作土をふかふかにしましょうと

書いてあったりします。

けど、

うちでは残渣をすきこむときは深くしますけど

元肥をまいて耕運する場合は

浅く耕すようにしています。

なぜかというと、

最近の品種は生育が早いので

深くまで根を張ってる時間がありません。

根っこは数cm~10cmしか張ってなく、

上部は20cm~25cmになっているのです。

なので、

最近の葉っぱもんは

ミネラルを吸収できる深さまで根を張ることなく

出荷にいたっているので、

おいしくないですし、

肥切れもしやすいんですよね。(腐食の関係もある。)

そのため、農家は

ミネラルの供給を人工的に

補う必要性が生じています。

ちなみに冬場は生育がゆっくりとなり

根も深くはるので

おしいくなります。

生育をゆっくりじっくり育つ栽培技術と

それに対応した品種(育種)、

そして土を育てる(育土)ことが、

肝心だなと思います。

おいしい葉っぱもんが育てられるように

やるっきゃないね。