2011年6月24日金曜日

トマト栽培・育て方(果房が枯れる場合)

トマトってほんと、色々な問題が多い。

今回は、果房が着果しない時のケースを考察しておく。

まずは着果良好の場合の、果房の写真をごらんあれ↓























↑トマトの生育がスムーズだと、果房がすぐにふくらみ始めます。


次は、果房の花が枯れて、そこに葉カビがついてしまう写真を↓

















↑これは、まだ着果しただけましです。
ただ、がくが枯れてしまうと鮮度が落ちてしまうし、
免疫能力が落ちてしまい、病気になりやすい。
出荷できたとしても、A品にはなりえない。
いっそのこと摘果したほうがよいのかもしれません。

次の写真はまったく着果しなかった果房↓

















こうなってしまうと、

その後も実がつきにくくなるし、

葉カビがついてよくないので、

見つけしだい取り除く。

さて、

なってしまったものはしょうがない。

なぜ?こうなったのか考察することが大事だと思う。

昨年も、4段目にこの状態がみられていた。

当初は葉カビか、灰色カビのせいだと

思っていた。


けど、今年トマトを観察していて思ったのは、

これってトマトの生理バランスがうまくいってないから?

では?と思いました。

1段目、2段目の果房が日に日に肥大し、

栄養がトマトの実に優先的に転流され、

(トマトの果房自体も成長点だから優先されててると思う)

新しい果房に栄養が転流されず、

アポトーシスしてるんだろうなと。

かぼちゃとか観察してるとつるの成長点が先細り、

果実は流れるのとよー似ている。

さらに、

下段の葉がカリ欠(カリウム欠乏)が確認されるし。

ひどくなると、成長点付近の葉先にもカリ欠症状がでる。


そうなる前に、

カリウムと窒素の供給が至急必要だと

今年は対策をたてた。(もしかしたらカルシウムとマグネシウムも必要かも)

たいてい、カリ欠でるとその後は窒素欠になる。

それをみこして、

液肥を○○倍液で灌中。

有機物固形では、たぶん反応遅いので、今回は×。

同時にお酢も灌中するといいかもしれない。

有機酸が根を活性化させる可能性ありと聞く。

ク溶性のカリウムなど吸収に貢献してくれるかもしれない。

まだ結果も答えもわかってないけど、

観察を続けトマトがどういう答えを求めているのか

知りたいもんだ。

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