今回は、果房が着果しない時のケースを考察しておく。
まずは着果良好の場合の、果房の写真をごらんあれ↓
↑トマトの生育がスムーズだと、果房がすぐにふくらみ始めます。
次は、果房の花が枯れて、そこに葉カビがついてしまう写真を↓
↑これは、まだ着果しただけましです。
ただ、がくが枯れてしまうと鮮度が落ちてしまうし、
免疫能力が落ちてしまい、病気になりやすい。
出荷できたとしても、A品にはなりえない。
いっそのこと摘果したほうがよいのかもしれません。
次の写真はまったく着果しなかった果房↓
こうなってしまうと、
その後も実がつきにくくなるし、
葉カビがついてよくないので、
見つけしだい取り除く。
さて、
なってしまったものはしょうがない。
なぜ?こうなったのか考察することが大事だと思う。
昨年も、4段目にこの状態がみられていた。
当初は葉カビか、灰色カビのせいだと
思っていた。
けど、今年トマトを観察していて思ったのは、
これってトマトの生理バランスがうまくいってないから?
では?と思いました。
1段目、2段目の果房が日に日に肥大し、
栄養がトマトの実に優先的に転流され、
(トマトの果房自体も成長点だから優先されててると思う)
新しい果房に栄養が転流されず、
アポトーシスしてるんだろうなと。
かぼちゃとか観察してるとつるの成長点が先細り、
果実は流れるのとよー似ている。
さらに、
下段の葉がカリ欠(カリウム欠乏)が確認されるし。
ひどくなると、成長点付近の葉先にもカリ欠症状がでる。
そうなる前に、
カリウムと窒素の供給が至急必要だと
今年は対策をたてた。(もしかしたらカルシウムとマグネシウムも必要かも)
たいてい、カリ欠でるとその後は窒素欠になる。
それをみこして、
液肥を○○倍液で灌中。
有機物固形では、たぶん反応遅いので、今回は×。
同時にお酢も灌中するといいかもしれない。
有機酸が根を活性化させる可能性ありと聞く。
ク溶性のカリウムなど吸収に貢献してくれるかもしれない。
まだ結果も答えもわかってないけど、
観察を続けトマトがどういう答えを求めているのか
知りたいもんだ。
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