9月末ほうれんそうの種をまく。
最初は信じられんぐらい弱そうなほうれんそう。
あっというまに大きくなってどこぞのご家庭に嫁入り。
10月は暖かいので、生育も早く味もさらっとしている。
葉の厚みも薄いので柔らかい。
これが11月になると霜が降りるので、
ほうれんそうの味も食感も変わる。
楽しみです。
さて、ほうれんそうの種について少しだけお話を。
最近のほうれんそうの種はプライマリ処理(事前に吸水されている)がされていて、
発芽に吸水させる手間がない。
もともとほうれんそうは、乾季と雨季のあるところで
育ってたようで、ずーと長い乾燥時期を硬い尖った甲羅で
休眠する。
なので、ぱらっと降ったような雨では発芽しないようにしているようだ。
雨季がきて水分が十分に達すると発芽するシステムを
もっている。
けれど、農家の使うほうれんそうの種はネーキッド(裸という意味)+プライマリ処理が
されていて、簡単に発芽。
さらにいうと、
種のサイズもM,Lと選べる。
どっちがいいの?と種屋に聞くと
Lのほうが、子葉が大きく長い。そして初期の生育が強いという。
種苗メーカーによっては、MもLも3万粒で同じ価格となってるところもあるけど、
Mのほうが、たくさん入ってるところもある。
種を自家採種する場合は、両方混ぜて育てるほうがよいとは思うが、
単に生産する場合は好みなのかもしれない。
ただ、関東はL,関西はMが好まれるとよく聞くが・・・
作りやすくはなって、農家は楽になったと思う。
ただなんか奥歯にひっかかる感がある。
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