2011年10月29日土曜日

ほうれんそうの様子

9月末ほうれんそうの種をまく。
最初は信じられんぐらい弱そうなほうれんそう。

 

あっというまに大きくなってどこぞのご家庭に嫁入り。
10月は暖かいので、生育も早く味もさらっとしている。
葉の厚みも薄いので柔らかい。

これが11月になると霜が降りるので、
ほうれんそうの味も食感も変わる。
楽しみです。

さて、ほうれんそうの種について少しだけお話を。

最近のほうれんそうの種はプライマリ処理(事前に吸水されている)がされていて、

発芽に吸水させる手間がない。

もともとほうれんそうは、乾季と雨季のあるところで

育ってたようで、ずーと長い乾燥時期を硬い尖った甲羅で

休眠する。

なので、ぱらっと降ったような雨では発芽しないようにしているようだ。

雨季がきて水分が十分に達すると発芽するシステムを

もっている。

けれど、農家の使うほうれんそうの種はネーキッド(裸という意味)+プライマリ処理が

されていて、簡単に発芽。

さらにいうと、

種のサイズもM,Lと選べる。

どっちがいいの?と種屋に聞くと

Lのほうが、子葉が大きく長い。そして初期の生育が強いという。

種苗メーカーによっては、MもLも3万粒で同じ価格となってるところもあるけど、

Mのほうが、たくさん入ってるところもある。

種を自家採種する場合は、両方混ぜて育てるほうがよいとは思うが、

単に生産する場合は好みなのかもしれない。

ただ、関東はL,関西はMが好まれるとよく聞くが・・・

作りやすくはなって、農家は楽になったと思う。

ただなんか奥歯にひっかかる感がある。

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